Rotary International District 2750 BLOG

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2750地区米山記念奨学生 銭海英さん(中国)

名前

 銭海英 

出身

 中国 

奨学期間

 2018-2021 

世話クラブ

 東京南RC 

現在の仕事

 明治大学大学院教養デザイン研究科思想領域研究専攻在学中 

世話クラブとの交流エピソード

私は、2018年度より、ロータリー米山奨学生として採用していただきました。また、2020年度、東京南RC初支援の奨学生として更なる1年間の奨学金が延長することがいただきました。東京南RCは1950年東京クラブから分かれて設立された今日に至るまで60年以上の歴史や伝統を有している大きなクラブです。
ここでは、東京南RCでの3年間で、お世話になりました3人のカウンセラー、浜中正樹様、中谷宗平様、遠藤晶之様との交流エピソードを紹介したく思います。
 
一年目のカウンセラーである、浜中様からお誘いをいただき、私は小堀遠州流の茶道を何度も体験できました。初めての茶道体験は今にも忘れられません。その日に最も印象的だったのは、日本独自の美意識を茶器に通じて感じとることができたこと、「百聞は一見に如かず」とはまさにそのことだと、深く感じ入りました。茶道の後、神楽坂のフランス料理で、奥様と当時東京南RCの幹事渡辺様と四人の会話もとても楽しかったことを忘れません。日本の伝統を修め、そして西洋の社交を行われるその姿に、国際的に活躍されるお姿を垣間見た気持ちです。
 
続いて2年目のカウンセラー中谷様とは、東京六大学野球リーグ戦(慶応対明治)をご一緒に観戦いたしました。中谷様は明治大学に来校していただき、私の指導教員までにもご挨拶して下さいました。そして、2019年5月東京日本橋西ロータリークラブでの卓話、7月狛江高等学校での特別講義にも同行して下さいました。いつも約束の時間より必ず早めに待ち合わせ場所に到着した中谷さんから教えていただいたことは、時間と信頼、そして勤勉の重要さでした。
 
最後に3年目のカウンセラー遠藤様のお誘いをいただき、初めての和太鼓演奏を鑑賞いたしました。演奏会の後、遠藤様のご家族の皆さまと五人で楽しい食事の時間を過ごさせていただきました。昨年度から今日に至るまで蔓延しているコロナの自粛期間中のため、米山記念奨学会の全てのイベントがほとんど中止となってしまったため、遠藤様とご一緒する時間があまりありませんでしたが、4回投稿した米山通信の文章を懇切丁寧に修正して下さった遠藤様は、まるで私のもう一人の指導教員のようなお方です。
 

将来の夢

将来には、日本での研究職を通じて私は、日本と中国の友好の架け橋として社会貢献に身を捧げる覚悟です。特に中国に対する好感度の低い日本社会において、日本の大学教育現場を通じて多くの若者たちとの交流を深めつつ、現代中国の愛国主義の特質の歴史的連続と不連続を再認識する視点を提起できればと思っております。日本人からすれば異様に映る現代中国の愛国主義的態度を日本の若者たちに分かりやすくその経緯を説明し、相互理解に努めたいと思います。
 

その他

最後にロータリアンの皆様から三年間の様々な温かいご支援に対して心より御礼申し上げます。この三年間は人生で最も見識を深めることができた期間でした。
 

 

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